ブレーキ工房 K-CRAFT

オリジナルブレーキキット・オーバーホール

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R35GT-R ブレンボキャリパーOH+ジャダ修理(ローター修正研磨)

   

こんにちは、店長の林です。
今日のブログもまたまた、スカイラインのお話です。

本日の入庫は、R35GT-R

オーナー様
兵庫県宍粟市 〇〇様
車両・・R35GT-R 

【作業依頼内容】
ブレーキングにジャダ(ハンドルやブレーキペダルに振動)発生している。

Fローター・・修正研磨
キャリパー・・OH一式
パッド・・現在使用分を面研磨
フルード・・お持ち込み分 全量交換

 

 

 

 

 

 

【早速ピットイン】

 

 

 

 

 


【F画像】
ヒートスポット多数・・熱は、球形に集まる特徴が、ありますので画像のような
模様ができます。また模様部分は、他の部分より高熱になりますので、焼けが入り
包丁の刃の先っぽのように固くもろい状態に変化します。
こうなるといくらブレーキを踏んでも、ヒートスポットは、削れずにその周りだけ削れるために
凸凹の道路をパッドが、走っているような感じで、ペダルやハンドルにガタガタと振動が伝わります。
又、ローターが、高熱になったことで、歪も発生しているものと想像いたします。

 

 

 

 

 


【R画像】
やはりフロントより押し付ける力が、弱いので、このままでも使用できる
レベルだと判断いたします。

 

 

 

 

 

 

フロントローターを研磨するために新品の刃をセットして研磨したところ
画像のように半分しか削れてません。っということは、ローターが、熱によって変形
してますので、もう少しずつ削っていきますが、ヒートスポットのところが盛り上がっていて
削れていません。俗にいう『刃が立たない』という状態ですので、新しい刃に付け替えて
低速回転にて少しづつ削っていく方法しかありません。
新品の刃が、沢山消耗するのと、通常の4倍くらいの時間がかかります。

 

 

 

 

 

 

外したブレンボキャリパーは、OHするためにピストンを抜き、インナーシール、ダストブーツ等も全て
外して、裸の状態にします。

 

 

 

 

 

 

スプラッシュショットで油分を洗浄し、ウェットブラストの圧力を調整しながら、ブリーダー穴、シリンダー、圧力を
ぐっと落として、キャリパーの塗装面全体を綺麗にしました。
その後、残った残留ガラスビーズを除去するため、再度スプラッシュショット+超音波洗浄機で綺麗に洗浄しました。

まるで、新品のように蘇りました。

 

 

 

 

 

洗浄したピストン、新品シールKITで、組付けていきます。

 

 

 

 

 

パッドの洗浄、面研磨も完了しましたので、適材適所にパッドグリスをつけて
養生しながら、パッドを組み付けて完成です。

 

 

 

 

 

 


【完成画像】

 

 

 

 

 

 

試乗させていただき、極力当たりをつけてからお渡ししております。
ジャダも完全に収まりましたので、これにて完成!


【SHOP前にて】
黒ヒョウが、ニヤリとしているように見えるのは、僕だけでしょうか?

誰や?ジャガー言うたん? ジャガー〇〇は、今、笑える状況ちゃうんや! ←時事ネタでした。汗・・

オーナー様へこの度は、お任せいただきまことにありがとうございました。
今後共、よろしくお付き合いくださいませ。

今度は、400mローターにグレードUP?

 

 

 

 

 

 

 

お客様へ

K-クラは、極力専門用語は、使わずに身近な表現方法や方言等も多用して
おりますので、耳障りのお客様もどうか広~い心でお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

本日は、このへんで~♪

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