ブレーキ工房 K-CRAFT

オリジナルブレーキキット・オーバーホール

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フェラーリF360スパイダー ブレーキキャリパーリペイント

      2021/05/05

こんにちは、店長の林です。
本日の作業ブログは、フェラーリのご紹介ですよ。

オーナー様
徳島県鳴門市 〇〇様
車輛・・フェラーリF360スパイダー

キャリパー・・剥離塗装
パーキングキャリパー・・剥離塗装
キャリパーカラー・・パープルメタリック
文字・・ホワイト

なな、なんとカーボンローターを装着してます。
キャリパーは、ご来店時にペイントされておりましたが、これが、あとで・・

【F画像】

 

 

【R画像】
パーキングブレーキ専用のキャリパーが、付いております。
向かって左下。

 

 

キャリパーを外す際にめちゃくちゃボルトが、きつく締まっていると思いきや、全てのボルトが
緩んでます。
中には、指で回ってキャリパーがガタガタ揺れるところもありましたよ。

原因は、ボルトが当たる面まで、塗装してました。

 

 

キャリパーのマウント部分も塗られてますが、剥がれて当たり前。
メカニックの方ならお判りでしょうが、塗って良いとこ、悪いところがあります。
アルミホイールなどもナットが当たる位置に塗装すると、塗装が、めくれると同時にナットが緩み
ホイールが、外れる事態にまで発展することもあります。

 

 

パッドガイドも塗るなよ・・

 

 

他店の仕事をとやかく言ってもしょうがないので、早速仕事に入ります。
油でベトベトが、嫌いな僕は、まずは、スプラッシュショット!
60℃に設定した水溶性洗剤が、高圧シャワーで吹き出します。

僕も、土曜の12時からは、吉本新喜劇で吹き出しますが・・・・・何か!

 

 

 

お手手も汚れず、肌荒れせず、見ていて気持ちいい!
美容と健康に気を使っている店長でした。

 

 

 

その後、アルカリ洗剤を水洗し、エアブロー後にピストン抜き、シール類を外して洗浄。

 

 

 

シャワーを浴びた後は、湯船にドボン!
これが、裸の付き合いというものよ。
運転席側のキャリパーが、助手席側のキャリパーに声を掛けたそうです。
『お隣さん調子は、どうよ! お互い近くやけど、最近忙しいて、顔合わすことが、無いな~!

その後、お互いに背中を流しあったとか、しなかったとか?

 

 

話は変わって、ブリーダープラグもかなり段付き目立っておりますので、新品交換に決定!

 

 

 

【完成画像 全体】

 

 

 

【完成画像 Fアップ】

 

 

 

【完成画像 Rアップ】

 

 

 

【パーキングキャリパー アップ】

 

 

先ほどの塗ってはいけない箇所は、サンドブラストで下地を最良の状態にして、シンナーで脱脂、鉄砲のように薄ーく仕上って、密着の良い
ガンコートで仕上げ、170℃で乾燥させます。
分かりさすく表現すると、塗るアルマイトみたいな感じというと、仕上がりを想像しやすいと思います。

画像のように要所、要所を仕上げてから、マスキング後に本格的に塗装に入っております。

【こんな感じ画像】

 

 

 

完成して装着しようとすると、ナックルにも以前の色が剥がれて引っ付いています。
スクレッパーで除去してから取り付け開始。

 

 

【ビフォーアフター】

画像を見比べると同じように見えますが、取り付けたり、取り外したりと同じ車両を長年メンテしていると
いろいろな改善点が見えてきます。
改善するには、人、物、金、時間、と自分の思いとは、裏腹に障害物が、立ちはだかりますが、目指すところは

【品質第一】をモットーに

これからも取り組む所存でございます。

これからも皆様の清き一票をどうかよろしくお願いいたします。

ところで、いつから僕は、選挙カーに乗ってもたんやろ・・

 


【SHOP前にて】

前回に引き続きご依頼いただきましてまことにありがとうございました。
今後共、末永いお付き合いよろしくお願いいたします。

 

 

 

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